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2008年 台湾プラスチックが新エネルギー分野に参入
エネルギーの節約とカーボン削減の理念を推進するため、台湾プラスチックグループは「フォルモサ・リチウム・アイロン・オキシド」を設立することで、リチウム鉄電池の鍵となる材料の研究開発・製造・販売に全面的に投資するとともに、新エネルギー分野へ積極的に参入し、正式に足場を確立しました。
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2010年 台塑生医にバッテリープロジェクトチームを設立
台塑生医の王瑞瑜董事長は、専門家を招集してバッテリープロジェクトチームを設立することで、台湾プラスチックグループ内で省エネ・環境に優しいリチウム鉄電池の推進に取り組んでいます。また、電池の品質・性能・安全性の継続的な向上と、スマート技術への積極的な移行により、将来の新エネルギー市場に向けた新興用途分野の拡大と展開を先取りしています。
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2014年 台湾から海外市場へ進出
台塑生医のバッテリープロジェクトチームは、高性能で安全かつ環境に優しいリチウム鉄電池製品を開発し、台湾国内で技術力と知名度を築いた後、台湾から海外市場への進出に成功し、中国、ベトナム、フィリピンでさまざまなリチウム鉄電池システムを販売しています。
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2016年 米国市場に初めて進出
台塑生医のリチウム鉄電池製品は、国際的な展開を拡大しつつ、初めてアジア圏外の米国市場に参入し、テキサス州およびルイジアナ州で製品を販売して成功を収めました。
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2018年 電池が安全性に関する全認証を取得
台塑生医のリチウム鉄電池製品は、安全性、安定性、優れた品質により、UL1973、UN38.3、IEC62619、UL1998、UL/IEC 60730-1、S-JET、UL JAPANのJISC 8715-2など、国際的な安全認証を取得しています。
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2020年 高出力エネルギー貯蔵コンテナの運用を開始
台塑生医は、台湾の電力網向けに使用可能な1.5MW高出力リチウム鉄電池およびエネルギー貯蔵コンテナの開発に成功しました。本システムは彰濱エネルギー貯蔵実証施設にて無事設置され、台塑生医にとって新エネルギー分野での地位を確立する重要なマイルストーンとなっています。
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2022年 フォルモサ・スマート・エナジーが設立
台湾プラスチックFPC、南亜プラスチックNPC、台湾プラスチック石油化学FPCC、台湾化学繊維FCFC、台塑生医は共同出資して、「フォルモサ・スマート・エナジー・テック」を設立しました。台湾プラスチックグループの上流、中流、下流のリソースを統合し、「省エネルギー」「エネルギー貯蔵」「新エネルギー」「リサイクル」の4つの重点分野に力を入れ、グリーン再生可能エネルギーの産業チェーンを構築します。
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2023年 台湾最大の電池セル工場の起工式
フォルモサ・スマート・エナジーは、子会社である「フォルモサ・アドバンスド・エナジー・テクノロジー」を通じて、彰濱工業区で台湾最大規模の5GWhリチウム鉄リン酸電池セル工場を建設しました。第1期の起工式は2023年4月12日に行われ、台湾の電池産業チェーンの国内化に向けた大きな一歩となりました。
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2024年 電池セル工場建設完了、量産開始
フォルモサ・スマート・エナジーは、彰濱工業区に2.1GWhリチウム鉄リン酸電池セルおよびモジュール工場の建設を完了し、量産を開始しました。電池セルの8つの主要工程は台湾で一貫して製造・検査されており、世界の新エネルギー市場における台湾の競争力を大きく高めています。