logo image

CO2回収

世界で最も効率的な微細藻類炭素固定

CO2削減で持続可能な環境を推進

新エネルギー分野の拡大と、台湾プラスチックグループが掲げる「省エネ・脱炭素」という理念の実現の一環として、フォルモサ・スマート・エナジーは2023年、国立成功大学開発「微細藻類炭素回収」スタートアップ企業に出資しました。学術界における微細藻類を活用した炭素回収技術の研究開発を支援することで、年間10万トン以上のCO₂削減が見込まれ、持続可能な環境づくりに貢献するとともに、台湾のカーボンニュートラルへの歩みを加速させています。

「微細藻類」は、地球上で最も効率的に炭素を固定する生物の一つであり、1トンの微細藻類を培養することで最大2トンの二酸化炭素を吸収することができます。このように、最も自然な方法で、地球との共生を実現します。微細藻類の用途は非常に多岐にわたり、当社フォルモサ・スマート・エナジーが掲げる「省エネルギー」「エネルギー貯蔵」「新エネルギー」「リサイクル」といった中核理念にも完全に合致しています。

水質浄化で、循環型経済を推進

微細藻類は、炭素回収において重要な役割を果たすだけでなく、石油化学、半導体、めっき業界などで発生する重金属やアンモニア態窒素などの汚染物質を効果的に除去できるため、産業廃水処理においても大きな可能性を秘めています。処理後の廃水は規制排出基準を満たしており、その応用範囲は広く、新たな循環型経済モデルの構築にも貢献します。

農業への応用で、台湾の農地をより豊かに

微細藻類は栄養価値が高く、水産・畜産向けの飼料添加物としても活用できます。現場での使用では、エビの生存率が10%から50%以上に飛躍的に向上しました。また、微細藻類を原料とした液体バイオ肥料は、葉物野菜や果物、ウリ科作物の生育を促進します。このような持続可能な応用により、台湾の農業競争力の強化にも貢献します。

イノベーションで、研究開発の限界を超える

国立成功大学微細藻類研究室と産学連携を行い、フォルモサ・スマート・エナジーは台湾で最も充実した「微細藻類ゲノムライブラリ」を構築しています。炭水化物含量やタンパク質組成、抗酸化能力を分析・測定し、機能別に系統を分類することで、炭素削減の取り組みを深化させるとともに、応用範囲を広げ、微細藻類の可能性を最大限に引き出します。

icon-top